ましたの腐男子くん

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笑わせてもらいました(笑)

エンタメやギャグを読みたい人にはおすすめです。

逆に、リアルな恋愛漫画を読みたい人には、おすすめしません。

おすすめする人

「ましたの腐男子くん」をおすすめする人はこんな人です。

  • ハイテンションなエンタメが読みたい人
  • 癒しを求めている人

ハイテンションなエンタメが読みたい人

タイトルにある「ましたの腐男子くん」の腐男子は攻めの方です。

この腐男子くんが、とにかくハイテンションです。

妄想癖があり、隙があれば腐った妄想を繰り広げ、表情がころころ変わります。

腐男子くんは、自分がBL好きなことに、引け目を感じたり、自己嫌悪したりすることはありません。

自分の性癖や、下ネタも明け透けに話すので、とても清々しいです。

腐男子くんは、努力が空回りしたり、行き過ぎた妄想で周りを困惑させたり、台風のような人で、見ていると本当に飽きません。

本人は至って真面目なのですが、見ているこちらとしては、本当におかしくて、しかたがありません。

「ましたの腐男子くん」は、腐男子くんの言動に、笑わせてもらえるステキな漫画です。

癒しを求めている人

腐男子くんは、根が明るく、前向きで、くよくよしません。

いつも笑顔で、困ったことがあっても、どうやって解決しようか考える人です。

自分に悩んでいることがあっても、彼を見ていると、どうでもよくなってきます(笑)

もし、ぐちゃぐちゃ考えたり、思考が繰り返したり、嫌な想像が膨らんだりしていても、「ましたの腐男子くん」を読めば、考えていたことがどうでもよくなり、頭がからっぽになり、笑うことができます。

また、主人公二人は、お互いを思いやっています。

そのため、

  • 自分の気持ちを押し付ける
  • 勝手に相手に期待する
  • 自分の期待通りに気持ちが返ってこないと相手を責める

といったことがなく、とても平和な物語です。

ほんわかした二人を見ていると、とても癒されます。

おすすめしない人

「ましたの腐男子くん」をおすすめしない人はこんな人です。

  • シリアスな恋愛を楽しみたい人
  • ハイスピードな展開の恋愛を読みたい人

シリアスな恋愛を楽しみたい人

「ましたの腐男子くん」はとてもコミカルな漫画です。

ムードのある展開はほとんどありませんので、あしからず(笑)

恋愛で憧れのシチュエーションはてんこ盛りなのですが、

  • 攻めに壁ドンされた受けが、照れて「こんなの、死んじゃう」と言う
  • 受けが恥ずかしさのあまり気絶
  • 照れた攻めが、カッコつけようとして「わー俺の方見ないでくださいっ」と叫ぶ
  • 受けが攻めのことをどれだけ好きかを伝えた時に、攻めは嬉しさのあまり頭を机に叩きつける

などなど、ことごとくムードをぶち壊して、笑いに持っていっています。

逆に言うと、笑いが「ましたの腐男子くん」の魅力の1つです。

ハイスピードな展開の恋愛を読みたい人

昨今のBL漫画では、1話で致している作品も多いと思います。

それに対し、「ましたの腐男子くん」は、二人の仲の進展速度が、比較的ゆっくりしています。

「ましたの腐男子くん」は2019年8月現在では、3巻まで刊行されているのですが、1巻では二人が両思いになって、キスするまでです。

3巻全て読んでも、人によっては、物足りないかもしれません。

「ましたの腐男子くん」は、受けと攻めの恋愛模様を読むというより、腐男子くんの奇行を楽しむ漫画と思っていただけると、より楽しめると思います。

他作品との違い

「ましたの腐男子くん」のように、悩みが吹っ飛び、心が穏やかになれる漫画と比較した感想をまとめます。

「リンク アンド リング」著者:つゆきゆるこ

  • 「ましたの腐男子くん」の方がコメディ要素がとても強い
  • 「リンク アンド リング」の方が世界が平和(笑)

>> リンク アンド リングの感想を読む

「友達を口説く方法」著者:青山十三

  • 「ましたの腐男子くん」の方がコメディ要素がとても強い
  • 「友達を口説く方法」の方が世界が平和(笑)

>> 友達を口説く方法の感想を読む

「野田家の教えにより」著者:碗島子

  • 「ましたの腐男子くん」の方がコメディ要素がとても強い
  • 「ましたの腐男子くん」の方が世界が平和(笑)

読了感

「ましたの腐男子くん」の予想読了感をまとめます。

恋愛に積極的になれない人

恋愛に積極的になれない人は、受けに共感できる部分も多く、読み終わった後、幸せな気持ちになれると思います。

「ましたの腐男子くん」は、腐男子くんの奇行を楽しむギャグ漫画でもありつつ、シンデレラストーリーの側面もあります。

「ましたの腐男子くん」の1巻は、腐男子くんの方ではなく、受け視点で始まります。

「ましたの腐男子くん」の受けは、自分が同性愛者であることに引け目を感じています。

そのため、好きな人ができても、好きな気持ちを押し殺してしまいます。

そんな状況で、自分好みの人が、向こうから、友達になりたいと言ってきたり、自分をかまってくれたり、します。

自分に自信がなかったり、恥ずかしかったりで、積極的にアプローチできない、ということは多々あると思います。

そういう時に、向こうからぐいぐい来てくれるのは、本当に嬉しいことです。

「ましたの腐男子くん」は、たとえ自分が消極的でも、相手が積極的な性格であれば、何か1つ共通点を持つことで、仲良くなれる、と思わせてくれます。

男らしい男が好きな人

男らしい男が好きな人は、ちょっとイライラするかもしれません。

受けは、うじうじしたり、極度に恥ずかしがったりで、やや女々しいところがあります。

攻めは、「女三人寄れば姦しい」ではないですが、とてもよく喋ります。(特に自分の性癖を)

読んでいると、「いや、こんな男おらんやろ」となる人もいるかもしれません。

あくまで漫画として楽しんでいただければと思います。

感想まとめ

この漫画、何回、読んでも笑えるんですよね。

腐男子くん、おもろい。

実は私、身の回りに腐女子がいません。

もしいたら「ましたの腐男子くん」の腐男子くんのような人もいるのでしょうか。

動物園の動物じゃないですが、機会があれば、会ってみたいです(笑)

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